新築建売一棟アパートは絶対に買ってはいけません!(後編)
もう一つ注意したいのが立地です。
「新築乱立エリアは避ける」
新築が乱立しているエリアは絶えずライバルとの競争になります。
例えば、世田谷区で2023年以降築の新築賃貸の数をレインズ(不動産屋だけが見ることが出来る情報共有サイト)で検索してみると
アパートが235軒、マンションが471軒あります。(2024年5月現在)
最近、住宅街を歩いていると大手住宅メーカーのシートが掛かった建築中の現場を多く見るようになりました。
これはおそらく、私たち60代の親世代からの相続が一斉に始まっているのも一つの原因ではないかと思っています。
亡くなる前の駆け込み相続税対策や亡くなった後の土地の有効活用として、アパートやマンションを新築していると思います。
私たち60代の親世代は現代とは違い、頑張れば不動産が買えたとてもいい時代だったようです。
親世代が30代で建てた家は既に築50年以上は経っているものも多いはずですので、この現象は日本中で起きています。
この、「自分の持っている土地にアパートを建てる」人たちと競争することになります。
つまり、土地を購入する必要がない人たちがライバルになります。
もしも、あなたが新築建売一棟アパートを購入するとしたら、その価格は土地と建物の価格に不動産業者の利益が上乗せされたものです。
この競争は、火を見るよりも明らかです。
また、新築で一棟アパートを購入したとしても、新築プレミアムは最初だけです。
一度退去があり次の募集をする際には、他の新築ライバル物件と同じ家賃では入居付けが厳しくなるかもしれません。
ましてや、他の新築ライバル物件が自分のアパートよりも駅距離が近い、面積が広い、初期費用が安い、賃貸条件に希少性(ペット可、SOHO可、フリーレントなど)がある。
などの場合は、もう家賃を下げるしか対抗手段はなくなってきます。
ここまで、前編、後編に分けてだらだらと書いてきましたが
お伝えしたいことは「新築建売一棟アパートは絶対に儲からない」ということです。
何より、本当に儲かるならば不動産業者は売らずにそのまま、自分で保有します。
私たち60代が目指すのは
「無理せず堅実に、年金+αのちょこっと大家さん」です。
今から多額の借金をして苦労するようなことはしたくありませんよね。
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